医師になり半年を振り返って

森川 恭光

 医師には次のようなことが求められます。

・患者の命を預かるという重責を常に意識し、冷静かつ迅速に対応する。

・患者やその家族とのコミュニケーションを重視し、信頼関係を築く。

・医学知識と問題対応能力、診療技能、患者ケアを備える。

・チーム医療を実践し、科学的探求を行う。

・柔軟な思考力、知力、体力、洞察力、臨機応変な対応力、不屈の精神力を備える。

・素直な心と知識欲を持つ。

・幅広い教養を持った感性豊かな人間性、人間性への深い洞察力、倫理観、生命の尊厳についての深い認識を持つ。

 また、医師は看護師や医療事務、臨床検査技師などの他職種と協力する場面も多くあります。コミュニケーションがなければ医療は成り立ちません。

 以上のことを総合的に考えた場合、現状の自分にはまだまだ医師としての資質が十分でないことを痛感させられております。

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谷口 太一

 臨床研修が始まり6か月が経ちました。私は山口大学医学部附属病院のたすき掛けで1年間山口労災病院で研修を行う予定となっています。

 この半年間は、消化器内科、循環器内科、産婦人科、小児科、救急科で研修を行いました。初めは、右も左も分からない状態で不安を抱えながらの研修でしたが、指導医の先生方に優しく、丁寧なご指導をいただく中で少しずつ日常診療に慣れつつあると感じています。

 山口労災病院では、研修医の数が多くない分、指導医の先生方やコメディカルの方々にマンツーマンでご指導いただけるので、数多くの手技に触れることができ、分からないことがあればいつでも相談できる環境にあるため、充実した研修を送ることができています。

 まだまだ一人ではできないことばかりですが、1日でも早く医師として皆様のお役に立てるよう日々の診療に精進したいと思います。

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飯橋 舞

 医師となり早いもので6ヶ月が過ぎました。4月から、救急科、消化器内科、血液・糖尿病内科、総合内科で研修を行い、少しずつではありますができることが増えてきたのを実感しています。

 日当直では、まだローテしていない科の先生方からもご指導いただくことも多く、経験した症例から学んだことが自分の中でストックされているような気がしています。また、これまで指導いただいた先生方にその後も相談しやすい環境のおかげで、専門科の先生に紹介する前にどこまでの情報を自分で調べておく必要があるのか少しずつ分かるようになってきました。

 しかしながら、これまでの試験勉強とは違い、医者一年目の自分がどこまでできるようになっていれば良いのかその都度確認できるようなものはないため、将来に対する不安も少なからずあります。焦りもありますが、今を大切にし、一例一例を大切に着実に歩んでいこうと思っています。

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寺井 智果子

 この半年間、血液内科、糖尿病代謝内科、救急科、消化器内科をまわらせていただき現在、循環器内科で研修をしております。初めてのことばかりで慣れておらず迷惑をかけてしまう時が多々ありましたが、指導医の先生をはじめ様々なスタッフの支えのおかげで何とか半年働いてくることができました。また初めのうちは患者さんと接するだけでも緊張していましたが、それでも感謝してくださった方々の言葉に助けられてきました。心より感謝しております。

 どの科でもそれぞれ多くのことを学ばせていただいております。春と比べると処方や検査のオーダー、手技等少しずつできることは増えていますが、まだ知らないこと、技術が不十分なことがたくさんあり自分の目指す医師像とはほど遠いことを日々実感しております。実際の臨床の現場に出て、先生方がどのように患者さんと関係を築いているのか、どのように治療方針を立てているのかも含めて医師として学びが多く充実しておりますが、自分もそれらを身につけられるように学んでいく所存です。まだまだ未熟ですが日々精進し、経験を積んでできることを増やしていきます。