初期臨床研修 プログラムの特徴
山口労災病院の初期医療研修医プログラムの特徴
研修の特徴としては、ローテートに大きな柔軟性があること、多くの専門医・優秀な指導医によるマンツーマンで丁寧な指導のもと、できることは積極的に主体的に経験して頂くことです。どの臨床研修指定病院あるいは教育関連病院にも専門医・スペシャリストは在籍しますが、症例によってはその専門外領域との関わりを避けては通れません。各科の垣根が非常に低い当院では、このような場面でまず困ることはありませんし、麻酔・救急・集中治療領域の基本やトリアージ能力を全研修期間通じて身につけられるよう配慮しており、自信もつきます。また、日々の診療の中で多(他)職種とのカンファレンスなどを通じて、今の社会で求められている医療がどのようなものか身をもって感じ、自分自身が如何に貢献できているかが理解できます。当院での研修を通して医師としての実力を身につけることが、地域での温もりのある医療に貢献できることを実感してください。
最後に、研修中に自分自身を追い込んで勉強したり診療することが大切な時もありますが、追い詰めたり、思い詰めたりする必要はないと思っています。「悩む前に相談する」、当院ではそういった雰囲気作りも大切にしています。
柔軟!自由!目標達成!成長できる6つの特徴!
-
優秀な指導医による指導
-
豊富な症例
-
ローテートする順序については研修医の希望も考慮
-
地域医療については下記病院へ研修可能 ※山口県の指定する地域医療拠点病院以外に
※まきはら病院・瀬戸病院・森田病院・早川内科・吉中内科医院・いのうえ内科 -
山口大学医学部附属病院も協力型病院として登録
-
NPO法人卒後臨床研修評価機構(略称:JCEP)による認定病院
山口労災病院の臨床研修プログラムの概要
臨床研修基本理念
「勤労者や地域の皆様に患者さんの立場に立った質の高い医療を提供する」という病院理念のもと、労災病院として培ってきた勤労者医療を実現する病院としての医療機能を活用し、宇部・小野田保健医療圏の中核病院として、初期臨床研修においては「医師としての人格をかん養」し、将来専門とする分野にかかわらず、「医学および医療の果たすべき社会的役割を認識」しつつ、一般的な診療において頻繫に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的臨床能力を取得する。
臨床研修基本方針
医師として、プライマリケアに対処しうる第1線の臨床医、或いは高度の専門医のいずれを目指すにも必要不可欠な診療に関する基本的な知識、技能及び態度の習得を目的とする。
-
患者およびその家族への面接、問診、説明ができる。
-
視診、触診、聴診、打診や神経学的検査から、身体所見を正しく把握する。
-
自覚症状および身体所見から検査計画をたてる。
-
得られた診察・検査結果を解釈し正しい診断にいたる。
-
頻度の高い疾病の治療および単純な外傷などの初期治療ができる。
-
適切な時期および方法で他科および専門医に紹介できる。
-
チーム医療を理解し関連職種との協調を保つ。
-
保険医療に関する法規、医療保険制度、地域医療、予防医学について理解を深める。
-
労災医療、勤労者医療、職業病、作業関連疾患についても学ぶ。
卒後臨床研修評価機構の認定を受けています
当院は、NPO法人卒後臨床研修評価機構(略称:JCEP)による第三者評価を受審し、令和2年9月1日付けで認定を受けました。JCEPは、国民に対する医療の質の改善と向上を目指すため、臨床研修病院における研修プログラムの評価や人材育成等を行い、公益の増進に寄与することを目的とする第三者評価機構です。