臨床実習を終えての感想

山口大学医学部6年生の臨床実習第3期の学生さんが、令和6年4月30日~6月7日の期間で実習を行いました。

第3期には4名の学生さんが、それぞれの診療科で実習を行いました。

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(外科)

 5年次のポリクリでも外科を回ったが、そこでは2週間しかなく、また部位別の班に所属していたので、今回のように幅広い分野の手術を数多く間近で見られるのはとても新鮮で勉強になった。

 また、手術では実際に縫合や血管の離断などもさせていただき、知識だけでなく外科的な手技も数多く体験することができた。

 医局の先生方をはじめ、スタッフ、研修医の方や皆さんが親切に接してくださったのも大変ありがたく感じた。

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(救急科)

 救急科で6週間実習をさせていただきました。救急要請の時点からどんな疾患・症状なのかを鑑別診断も含めて考え、自身で患者さんに直接問診・診察を行って評価するという流れを実践できたのは初めてでした。

 日々の実習では、目の前のことに必死に取り組むことだけに専念してしまい、気付いたら日々が過ぎていて消化不良になっていることが多かったという反省がありました。

 救急科では、河村先生と始業前・後で経験した症例のこと・出来たこと・感じたこと・気づいたこと・反省を次にどう生かすのかなどを言葉にして話し合い、フィードバックをいただきながら理解して前に進める環境があり、今まで経験した実習の中で一番チャレンジし、経験した6週間になりました。

 初めは搬送されてきた患者さんにお声がけすること、触ることすら一歩引いてしまいそうになる時がありましたが、「患者さんを知りたい」という姿勢をもとに、問診から患者さんに何が起きたのかという再現VTRを作ること、たくさんの経験から診察の型を作ることを実践できたと思います。教科書で学んだ知識を使える知識にしていくということを実感しながら進むことができました。

 実習期間中ご指導くださった河村先生、隣りでいつもサポートしてくださった飯橋先生、寺井先生、また、診察の際お世話になった看護師・技師の皆様、6週間誠にありがとうございました。

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(麻酔科)

 今回、私は麻酔科で臨床実習をさせていただきました。大学病院では麻酔の見学が主でしたが、当院の実習では医学生が行ってよい範囲で、様々な手技を経験させていただきました。

 また、カンファレンスや術前診察にも参加させていただき、安心・安全に麻酔ができるよう、先生方が日々尽力されていることを実感いたしました。

 学生の拙い質問にも丁寧に回答してくださり、熱心にご指導いただきましたこと、大変感謝しております。6週間ありがとうございました。

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(消化器内科)

 数多くの検査や症例について学び、日々の消化器内科医の仕事の様子がよくわかりました。戒能先生には本当によくお世話になりました。

 内視鏡室の辺りは電波が悪いのかスマホにネットがいつも繋がらず、隙間時間に勉強したり調べたい時にすぐ調べられないのが少し残念でした。

 お忙しい中ご指導してくださった先生方には感謝申し上げます。ありがとうございました。

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 6月10日から第4期の学生さんが4名実習予定です。

 当院では、随時病院見学を実施しておりますので、お気軽にご連絡ください。