山口大学医学部6年生の臨床実習第4期の学生さんが、令和7年6月9日~7月16日の期間で実習を行いました。
第4期には2名の学生さんが、救急科及び小児科で実習を行いました。
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(救急科)
山口労災病院救急科の河村先生のもとで6週間お世話になりました。
4年生の救急科の実習中に河村先生に臨床推論の授業を受けて以来、臨床推論や診断学の魅力に気が付き、救急医療や総合診療を目指し始めました。
河村先生のご指導はとても丁寧で、知識を教えて頂けるだけでなく、どうしてその行動に至るのかという思考についてよく教えていただきました。先生方が働いていらっしゃるのを見るだけではなかなか知り得ないけれど、診療の根幹をなす考え方に触れることができました。その考え方を自分のものにするだけでなく、自分の行動や思考を振り返る習慣もでき、救急科に限らず医療を実践していく上で大切なことを学べたと思います。
また、患者さんや家族の背景まで捉え、必要なケアに繋ぐ立場としての医療従事者の姿も見ることができ、全人的な医療を行うことの重要性も学ぶことができました。
ご指導いただいた河村先生や、河野先生、縄田先生、暖かく見守って下さりいつも助けていただいた看護師や検査技師の皆様、宿舎なども含めて実習を支えていただいた総務課の皆様、大変お世話になりました。この実習を糧にし、これからも学び成長し続けたいと思います。
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(小児科)
田代先生のもと、小児科疾患はもちろんのこと、感染症や抗菌薬の適正使用についても、幅広くかつ実臨床に即した知識を授けていただきました。外来では、日常的に遭遇する小児疾患から、希少な小児疾患まで、さまざまな症例をもとに丁寧なご指導をいただき、実際に小児を診る際に、臨床の現場で求められる視点や考え方を学ぶことができました。
また、子供たちとのかかわりを通じて、小児科の奥深さや、患者・家族と向き合う姿勢の大切さを肌で感じることができ、小児科という分野に対する興味も一層高まりました。
小さいころ患者として先生のもとに通っていた自分が、今度は学生として田代先生の外来を見学できたことは、とても感慨深い経験でした。6週間ご指導いただきありがとうございました。看護師の皆様をはじめ、小児科に関わる方々、さらには総務課を含む病院スタッフの皆様に支えていただいたおかげで非常に充実した6週間となりました。心より感謝申し上げます。
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